地域コミュニティの再生事例~地域通貨の活用を考える~

地域コミュニティの再生事例~地域通貨の活用を考える~

最近では、近所付き合いは希薄化して、「隣に住んでいる人の顔も名前も知らない」という人も少なくないでしょう。特に、一人暮らしのマンション住まいであれば、この傾向は顕著と言えます。しかし、地域のコミュティが希薄化すると、高齢者の孤独死が増えたり、地域の経済が萎んでいったりします。

 

そこで、地域コミュニティの再生のために「地域通貨」を導入するという手段があります。今回は、それをテーマに地域通貨について詳しく解説していきます。

 

 

地域通貨について

地域通貨の概要、およびメリット・デメリットを解説します。まずは、頭の中で地域通貨のイメージを持ってください。

 

地域通貨とは?

地域通貨とは、ある地域に限定された通貨のことです。たとえば、A市内でのみ利用できるAAコインという地域コインをつくるとします。このAAコインは、A市内の店舗で利用することができ、たとえば「5,000円で6,000円分のAAコインを得られる」とします。

 

そうすれば、A市に訪れた観光客は1,000円お得なAAコインを買うでしょう。そして、A市内でしか利用できないので、A市内でたくさんの買い物をしてくれるというわけです。このように、AAコインは使う側にも1,000円お得というメリットがありますし、地域側にもたくさんの消費してくれるというメリットがあるのです。

 

地域通貨のメリット・デメリット

地域通貨の最も大きなメリットは、前項のように地域の経済が活性化する点でしょう。地域通貨が回ることで、地域の経済も回ります。また、後述するように地域通貨を地域活動のために使うことで、地域のコミュニティも活性化します。今回の本題である「コミュティ再生」は、まさにこのメリットの恩恵を受けています。

 

一方、地域通貨のデメリットは、法定通貨ほど印刷や管理がしっかりしていないので、偽造しやすいという点が挙げられます。また利用できる場所が、限られた地域内のサービスにしか使えないという点もデメリットです。

 

 

地域通貨でコミュニティを活性化する

さて、そんな地域通貨でコミュニティを活性化する方法を解説します。この点を解説するためには、ブロックチェーンを使った通貨「PEACE COIN(ピースコイン)」を例に解説します。

 

PEACE COIN(ピースコイン)の事例

PEACE COIN は、「まだ評価されていない価値」を可視化・価値化・流動化し、豊かな社会な創造することを目的とした仮想通貨です。

 

PEACE COIN を地域通貨として導入する場合は、まず、その地域に合わせてローカライズさせた地域通貨を発行します。例えば、千葉で行うなら「千葉コイン(仮称)」などと名付け、その地域に合わせた増減率を設定し、その地域のみで使えます。ただし、「千葉コイン」を、例えば鎌倉で使いたいときは、まず一度PEACE COIN に換えて、「鎌倉コイン(仮称)」を買うことで、利用することができます。ここが、既存の他の地域通貨とは異なる仕組みで、利用できる場所も増えることから流通量は増え、貨幣としてより便利に利用できます。

 

「まだ評価されてない価値」に関する分かりやすい事例は家事全般です。家事は非常に大変な仕事ですが、対価をもらえるわけではないので「価値」が分かりにくいです。たとえば、給与の一部をPEACE COIN に換えるとします。いつも家事をしてくれている妻に、お礼としてPEACE COIN を支払います。そうすることで、家事の価値が可視化され、PEACE COIN を受け取った妻の心が豊かになります。そのおかげ家族間の繋がりも強くなるというわけです。

 

地域活動にPEACE COIN を利用する

さて、そんなPEACE COIN を地域活動に利用することで、地域のコミュニティ形成はスムーズに行きます。たとえば、行政や地域の民間企業が以下のような活動を募集したとします。

  • 地域清掃のボランティア活動
  • 行政が主催する祭りの運営手伝い
  • 民間企業が主催するイベントへの協力

このような活動は、現在だと無償で行っているケースが多いでしょう。ボランティア活動はもちろん、地域の祭りの運営委員なども無償でやっています。もちろん、本人たちが楽しんでやっているかもしれませんが、その状況だと顔ぶれにあまり変わりはないでしょう。

 

・PEACE COIN を導入する意義

たとえば、このような活動をしてくれた人に、お礼としてPEACE COIN を支払うとします。行政が法定通貨(円)で支払うと税金を投下することになるので、なかなか法定通貨は利用しにくいです。そのため、PEACE COIN で支払うことで行政が主催するイベントを、無償のイベントから対価を支払うイベントへ変えることができるのです。

 

そうなれば、ボランティア活動には興味を示さなかった地域の人たちも、積極的に参加してきてくれる可能性があるでしょう。それにより、今まで出会わなかった人同士が出会い、地域の人が地域の活動に興味を持つようになります。そのため、結果的に地域のコミュニティが強化されるというわけです。

 

PEACE COIN の付加機能

また、コミュニティ形成の観点からいうと、PEACE COIN の特徴でもある以下の点が活きてきます。

  • メッセージ機能を活用し人との関係性も構築できる
  • ブロックチェーンを使っているため不正や偽造リスクは低い
  • 使えば使うほどお得

 

・メッセージ機能を活用し人との関係性も構築できる

PEACE COIN は支払い時にメッセージを添えることができます。たとえば、行政主催の「川辺清掃」のボランティアに参加してくれたときに、「昨日はボランティア活動に参加していただきありがとうございました!おかげ様ですっかり川辺をきれいになり、子供たちが遊びやすい環境になりました。ぜひ、また機会がありましたらご参加ください」のようなメッセージを送るとします。

 

このようなメッセージは、たとえ定型だったとしても嬉しいものです。そうなれば、PEACE COIN を得ることのモチベーションが上がり、次のイベントへの参加意欲が湧いてくるでしょう。それは、結果的にさらなるコミュニティ形成につながります。

 

・ブロックチェーンを使っているため不正や偽造リスクは低い

上述したように、地域通貨は偽造しやすいというデメリットがあります。しかし、PEACE COIN はブロックチェーンによってつくられる仮想通貨なので、実質偽造や不正は不可能と言われています。そのため、たとえば行政の立場でも安心して運用できる点もPEACE COIN を利用するメリットです。

 

・使えば使うほどお得

PEACE COIN は、使えば使うほど増えていく(まるでポイントが付くような)仕組みと、使わなければ減量していく仕組みを合わせもっています。つまり、PEACE COIN は貯めていると減ってしまうので、使えば使うほどお得というわけです。

 

 

まとめ

このように、地域通貨には色々な可能性が秘められています。今回紹介したPEACE COIN は、この地域通貨で得られるメリットが全て含まれていて、反対に地域通貨のデメリットは解消している通貨です。PEACE COIN は特にコミュニティ再生に適した通貨なので、地域コミュニティ再生の手段として、このような通貨を導入するのは今後スタンダードになっていくでしょう。

 

地域通貨などのコミュニティ通貨設計ならPEACE COIN(ピースコイン)

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