あなたの幸福度はどのように測る?「GNH」とは

あなたの幸福度はどのように測る?「GNH」とは

GNHという言葉をご存知でしょうか?GNHは国民が幸福かどうかを測る指標です。

昔とは違い、今の日本はモノで溢れかえり、経済的観点からみても世界的に豊かな国といえるでしょう。しかし、経済だけが幸福度を測るモノサシではありません。

こんな時代だからこそ、幸せとは何か?を考えなければいけません。今回は、幸福度と密接な関係があるGNHについて詳しく解説し、最後に幸福度と地域通貨の関係について触れていきます。

 

 

GNHとは?

GNHとは、「Gross National Happiness」の略称であり、日本語では「国民総幸福量」や「国民総幸福感」と訳されます。つまり、GNHとは「国民全体の幸福度」を示す尺度のことです。

GNHとは、「Gross National Happiness」の略称であり、つまり、国民全体の幸福度を示す尺度のことです。

 

 

GNHの起源とは?

GNHはヒマラヤの王国ブータンが、独自の国家建設のスローガンとして打ち出した開発理念です。根底には、GDPのような経済的観点ではなく、心の豊かさをきちんと計測しようという想いがあります。

 

GDPとGNH

GDP(国内総生産)は、国内で産み出された付加価値の総額(≒消費額)を表します。GDPで測ることができるのは経済的な豊かさだけであり、それを幸福度とイコールで考えることは、資本主義的な発想と言えますが、本当に経済的豊かさが幸福なのかは疑問が感じられます。なぜなら、幸福度はその人の精神的な豊かさにも起因するためです。

 

この資本主義的な発想から脱却するために、精神面の幸福度に着目したGNHが誕生しました。この考えがブータンで生まれたのはお国柄的な背景があります。

 

ブータンの特徴

ブータンは元々仏教が信仰されている国であり、その考えに即した福祉国家の建設を目指しています。そのため、自然環境や独自の伝統文化の保護・継承を重んじているという特徴があるのです。つまり、古き良き考えを大事にする傾向があり、拝金主義ともいうべき資本主義とは相反する国と言えるでしょう。

 

ブータンの首都ティンプーではGNHを研究するための国際会議もしばしば開かれているほど、GNHという指標を大事にしています。2005年にブータン政府が実施した国勢調査に、「あなたは、幸せですか?」という質問がありました。回答者の中で「幸せです」「まあ幸せです」を選択した人は、なんと95%以上に達したとのことです。

 

GNHは何を基準にしているか?

ブータンではGNHを測る上で基準にしている指標はこちらです。

・基本的な生活(living standard)

・文化の多様性(cultural diversity)

・精神的幸福・精神衛生(emotional well being)

・健康(health)

・教育・教養(education)

・時間の使い方(time use)

・環境(eco-system)

・地域共同体の活力(community vitality)

・良い統治(good governance)

 

これらの9つの生活領域において、どれくらいの人がどの程度まで充足水準に達しているのかを計測します。精神的幸福や地域共同体の活力などの、目に見えない要素を可視化しています。

 

 

経済的幸福と精神的幸福

お金を持っていると確かに幸せかもしれません。仕事をしている理由に、「お金を稼ぐため」という要素がない人は世の中にほぼいないでしょう。いるとしたら、お金が有り余っている富裕層くらいでしょう。

 

ある論文によると、人の所得水準(収入)が極めて低い状況にあるときには、所得が上昇することで幸福度も上昇するとされています。この点は、「年収が上がったら買えるもの・やれることが増えて嬉しい」というように、簡単に想像できると思います。

 

一方で、所得が一定水準以上になると、それ以上所得が上昇しても幸福度はそれに比例して上昇するわけではないという現象も表れています。なぜなら、人々がその状態に「慣れる」からだそうです。このことからも、今の日本においては、お金を多く稼ぐことが幸福とつながっているわけではないことが分かります。この点は、多くの日本人がなんとなく感じてきているのではないでしょうか。

 

 

幸福度を測るツールとしてPEACE COIN(ピースコイン)の活用を

PEACE COIN(ピースコイン)とは、「目に見えない価値を可視化」するために誕生した通貨であり、ブロックチェーン技術を利用した暗号通貨です。心理・感情とトークンエコノミーを連動させたプロジェクトのため、幸福度を測る指標になると考えています。

 

使えば使うほど増えていく(まるでポイントが付くような)仕組みと、使わなければ減量していく仕組みを合わせもっています。つまり、PEACE COIN(ピースコイン)は所有者がどんどん利用するような仕組みになっているのです。

 

PEACE COIN(ピースコイン)を使うことによって、法定通貨を支払う時とは違った感覚を持つはずだと思います。例えば、ボランティアや家事労働などのシャドーワークに対しPEACE COIN(ピースコイン)が支払われることで、受け取った側は貢献度を実感したり、支払った側も評価したことに対し周囲にこんなに感謝してる、支えられている感覚が持てて幸福と感じることでしょう。

 

 

まとめ

GNHはGDPなどの経済的な指標に比べると、まだまだ世の中に浸透しているとは言い難いです。しかし、今の世の中経済的観点から幸福度を測るのは難しく、真の意味での幸福を測る方法はどんどん難しくなっていくでしょう。